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靴の情報・日々の様子

制作実例!右下肢不全麻痺の妻の靴

こんにちは、株式会社マルエ、代表の富澤文雄です。

今回は私の妻のお気に入りの靴を、ご紹介します。

今回の靴のポイントは、交通事故で右下肢不全麻痺になった妻が、

毎日、愛犬マイロと1時間の散歩を、快適に歩けるようになったサンダル。

インソールを加工することで快適に、安心して歩けるようになりました。

今回のご要望

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夏の期間はサンダルを常用しているので、デザインはサンダル。

とにかく、ふらつかず、安定して歩ける履物が欲しい。

カウンセリングしてわかったこと

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  • 右足拇趾が完全麻痺状態、歩行着地時は外足部のみの歩行になり不安定。
  • 右足膝関節は少しO脚傾向で、負担がかかっている様子。
  • 右足外足部は皮膚が角質化し、乾燥時は出血する。

解消案と靴のポイント

外反母趾サンダル

快足館オリジナルの外反母趾矯正サンダルをベースに、パンツカラーと相性のいい

エナメルボルドカラーの牛革を使用しました。

右足は外足部のみの着地なので、右足インソールに、外側ウエッジ加工を

施すことにより、着地時に内足部側に荷重がかかるよう厚みを調整。(計測後)

ウエッジの厚みは、5mmEVAスポンジを使用しています。

ウエッジ範囲は、前足部より踵部までです。(爪先から踵まで)

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参考:外側ウエッジ加工

外側ウエッジ

外側に楔状の材料を貼り付け、O脚、内反足症状に効果がある加工です。

図は本底に加工していますが、今回の靴は、インソールに同様の加工を、

施しています。

履いてみて

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右足のインソールを、外側ウエッジ加工をしたことで、右足が、

外足部のみではなく、母指球付近まで着地するようになりました。

地面に着地する足の面積が大きくなり、安定感を増すことができました。

さらに、素足の状態よりO脚が緩和されています。

股関節もウエッジ加工有、無しで位置に変化があり、歩行姿勢も良くなりました。

このサンダルを履くようになり、不安なく歩くことができるようになり、

杖も常用しなくなりました。

このサンダルで安心して歩けるようになったので、真冬以外履いています。

今冬はブーツを作りたいと考えています。